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ハンガリーワインの豆知識

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ハンガリーはワインの起源にかなり近い!?

ハンガリーとワイン

9世紀後半、マジャル族(=ハンガリー王国の主要民族)がカルパチア盆地を征服し、ハンガリーという国家ができる前からワインは人々の生活に健康な身体のための飲み物、異教徒信仰と儀式のための重要な役割を担っていたようです。 当時の旅行者の記録やビザンチンの百科事典によると、5世紀にはハンガリーに広大なブドウ畑があったことが記録されています。

 

マジャル族は常に、協定や条約を結んだ後、契約の主な証人としてワインの祝福を受けてワインを飲んだといわれています。血の契約の儀式では、ワインに血を混ぜて飲んでささげるという行為は、歴史家ヘロドトスによるとマジャル族の習慣に由来しているそうです。

ワインの語源

今日ヨーロッパで使用されている言語の中で、ラテン語を起源としないワインを意味する言葉を持つ言語はギリシャ語とマジャル語のふたつです。 古代ハンガリー人が特殊なアルファベット(ロバーシュ文字:西暦1000年以上前にマジャル人が用いていたアルファベット。ルーン文字に似ていますが、直接の関係はありません。)を使って彫ったものによると、ワインに関する専門用語がかなり昔からあったことを裏付けています。

 

マジャル語のブドウ栽培やワイン醸造に関する語彙の語源から考えるに、ヴィティス・ヴィニフェラ種の生まれた国の土地を耕していた人々に由来するのではないかと考えられることから、実はハンガリー人はワインの起源にかなり近いところに住んでいたのではないでしょうか?

ハンガリーはワインの起源にかなり近い!?
ハンガリーはワインの起源にかなり近い!?
2020年11月23日