ベースはカルパチア盆地原産のブドウを使用するよう決められていますが、ワインの醸造において明確な取り決めがあるわけではなく自由度があります。もちろんある程度統一されたスタイルになることを目指しています。
基準の中で各ワイナリーはフルーティーでフローラルなアロマで、ただしアロマティックになり過ぎないように、一つのブドウ品種の特徴が強くなり過ぎないように、腕を振るいます。
ブドウとテロワールがそれぞれのワインの肝となります。
■クラッシックス
辛口、爽やかできれのよいフルーティーなワイン。
■スーペリオール/グランド・スーペリオール
収量を減らし凝縮感のある樽熟成、瓶内熟成させた複雑なワイン。フルーティーさはクラッシックスと比較すると控えめですが、ミネラル感が強くなり、樽熟成からくるバニラやスパイスのニュアンスがあります。グランド・スーペリオールは更に凝縮感がある余韻の長い白ワイン。
エゲル・ワイン祭り「星のオープニング」
2010年には8ワイナリーでしかエグリ・チッラグは造られませんでしたが、翌年には3倍の数のワイナリーがそれぞれのエグリ・チッラグを造り、2012年にはグランド・スーペリオールができました。
現在では毎年3月15日にエゲルで「星のオープニング」イベントが開かれています。
ワイナリーが集まり、自慢のエグリ・チッラグを発表します。
春の訪れを感じる頃にフレッシュでフルーティーなワインがよく冷えたグラスに入れられてテーブルに並びます。
この日以降にエゲルを訪ねれば、新酒のエグリ・チッラグを楽しむことができます。
最近では「エゲルの星」のフレッシュさが人気で売り切れてしまうワイナリーもあるようです。
エグリ・チッラグの楽しみ方
エグリ・チッラグは食前酒としても最適で、ピクニックに持っていってクーラーボックスの中に入れておきよく冷えたワインを楽しむのもよいでしょう。
軽めの前菜や魚料理、ベジタリアンとも合います。スーペリオールやグランド・スーペリオールは骨格がしっかりしたワインになるので、魚の燻製や鶏肉料理に合わせてもよいでしょう。
当社取り扱いエグリ・チッラグ
- ティティ・エグリ・チッラグ(クラッシックス)
- ボルドグシャーゴシュ・エグリ・チッラグ・グランド・スーペリオール(グランド・スーペリオール)