暑く蒸す日が続いております。

今回は宮城県仙台市に来たら行ってほしいおすすめの場所を紹介します。

仙台市青葉区にある瑞鳳殿です。

境内に入ると、長い石段を上がります。訪問時は少し紫陽花が咲いていました。入館料を支払う受付を通り過ぎると今回の目的地、瑞鳳殿があります。

こちらが瑞鳳殿。伊達政宗のお墓です。日光の東照宮を思い出させるような豪華絢爛な建物です。

桃山文化を残す貴重な遺構として国宝に指定されていましたが、戦争で焼失してしまったそうです。現在の建物は昭和54年に再建されたものです。

天女や鳥などが極彩色で彫られています。文様も細かく豊富にあるのでついじっくりと見てしまいます。

斗栱(ときょう)と呼ばれる装飾が軒にありますが、これがとても印象的でした。面ごとに色が違っていて重い屋根を支える建築部材としてだけでなく、美術的要素も兼ね備えています。現在は復元されたものですが、当時の文化に思いを馳せましょう。

瑞鳳殿に関する資料館も併設されているのですが、こちらも見ていったほうが良いと思います。発掘調査で出土した副葬品や、頭蓋骨、伊達政宗の遺髪や遺骨が展示されていました。伊達政宗って本当に存在していたんだと実感させられます。

先の地震による影響がまだ残っていました。自然災害からの文化財保護は難しい面もありますが、日々研究が進められています。しかしコロナウイルスの流行によって観光客が激減し、文化財維持、管理の一番の財源である入場料、入館料も減ってしまい、困っているところが多いというのはよく耳にします。感染対策をしっかり取りながら文化財保護を応援していきたいです。

今回訪問した瑞鳳殿の詳細はこちら

https://www.zuihoden.com/

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