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2020年09月04日
本社スタッフ 非公式
新モデルハウス進捗報告⑥

SBSの新モデルハウスの9月進捗報告です!前回は石膏ボードの取り付け作業の様子をお伝えしました。今回は、石膏ボードに壁紙(クロス)を貼る前に必要な「下地処理」についてレポートします!

 

建物の壁は、幅90cmの石膏ボードを何枚も並べて一つにします。当然石膏ボード同士は「継ぎ目」が出来てしまうので、このまま壁紙を貼ると継ぎ目が目立ってしまい、残念な仕上がりになってしまいます。

そこで登場するのが、隙間を埋める充填剤(パテ)です。こちらを使って、隙間やビスの跡をならしていくのですが、スズキハウスではその前にひと手間かけています。

 

写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ボードの継ぎ目に目の粗い包帯のようなものが貼られています。こちらはガラス繊維の目地処理テープです。

 

 

石膏ボードの継ぎ目に貼ることで、経年によるひび割れ(クラック)を防ぎ、いつまでも綺麗な壁紙を保つ目的で施工しています。

 

 

貼り方は、ギューと引き出してペタッと貼る…

 

 

綺麗です…早いです!

 

この後、パテをヘラで塗ります。

 

 

パテは同じ個所に大体2~3回塗ります。

1回目(下塗り用)に使用するパテと、2,3回目(上塗り用)に使用するパテは種類を変えています。1回目は、粒子の粗いパテで隙間を埋めます。2,3回目では、細かな粒子のパテで表面のキメを整えつるつるにしていきます

 

使用するヘラも使い分けています。

 

 

なんとなく色が違うかな…という感じですが、しなり具合等が異なります。下塗りでは幅の狭いヘラで隙間や穴をふさぎ、上塗りでは幅の広いヘラで薄く表面を仕上げます。

 

一度パテを塗ったら乾燥するのを待ち、紙やすりで平滑な面に整えてから2回目…と繰り返します。紙やすり前後を触らせていただいたのですが、全く変わります!パテを塗っていない箇所と、塗った箇所の厚みの違いが一切分からず、表面もさらさらになります。

 

 

こちらのモデルハウスは、スズキハウスが建築する平均的な住宅よりもかなり大きいです。その分、石膏ボードも多くなるので途方もない作業量です。それでも丁寧かつ迅速な作業が求められ、それにいつも応えていただいているプロの技に感動します。